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フィナステリドの原料ノコギリバルメットとは

2020年03月17日
鏡を見て髪を気にする男性

プロペシアは通常0.2mgや1mgの円形タブレットを1日1錠服用することでAGA治療を行いますが、この小さなタブレットの有効成分はフィナステリドといいます。フィナステリドはアメリカのフロリダやテキサス、メキシコで見られる植物のノコギリパルメット(ノコギリヤシ)から作られています。

ノコギリパルメットは香り高いクリーム色の花を咲かせる植物です。秋から冬にかけて真っ赤な果実を実らせます。ノコギリの由来はギザギザのノコギリのような形をした葉を付けることから名付けられました。日本ではなかなか馴染みのない植物ですが、アメリカには古くから治療薬として根付いており、アメリカ先住民たちが薬として使ってきました。今でも人気の健康食材としてアメリカではポピュラーな存在です。

ノコギリパルメットで使われるのは果実の部分が多く、インディアンたちは採集したら乾燥させて使っていました。健康維持や精力回復の常備薬として使われてきた植物です。現在はアメリカやヨーロッパで前立腺肥大症の医薬品として認可され、AGAの治療にも役立つと注目を集めています。それではノコギリパルメットにはどのような有効成分が含まれているでしょうか。

ノコギリパルメットにはステロールの一種であるベータシトステロール、飽和アルコールの一種であるオクタコサノールが含まれています。ベータシトステロールは植物由来の栄養素のひとつフィトケミカルで、コレステロールの吸収を抑えてくれます。

ノコギリパルメットの代表的な作用についてですが、まずは前立腺肥大の抑制効果があります。AGAの原因でも説明した、テストステロンがDHT(ジヒドロテストステロン)に変わることは前立腺肥大を引き起こすことがありますが、これを阻害する効果があり、AGA治療にも役立てられています。前立腺が肥大すると生じる症状に排尿障害があります。前立腺が尿道を圧迫することで排尿の困難が生じますが、ノコギリパルメットには尿道圧迫の抑制効果があります。尿道括約筋への働きもあります。前立腺肥大は尿もれという症状が出ることがありますが、これは尿道括約筋が緩んだ状態になることで引き起こされます。ノコギリパルメットには括約筋を補強する作用があると言います。

ここで説明したノコギリパルメットの作用はAGA治療にも生かされています。プロペシアから摂取できますが、最近はノコギリパルメットのサプリメントも発売されています。